えむくろの楽屋裏

音MADとかニコニコメドレーとか語ってみます的な

オリジナルメドレー音MAD合作におけるメドレーの「作り方」と「頼み方」

当記事は第2回ニコメド記事投稿祭に参加しております。
他にも多数の記事が投稿されてるので要チェックです!
そして今回はオリメド合作の立ち上げ方の続論となります。

 

■はじめに
音MAD合作に書き下ろしのオリジナルメドレーが使われる風潮になって早十余年。
ニコメド作者視点で「どうやって作ればいいのか」
音MAD作者視点で「どうやって頼めばいいのか」
双方の立ち位置による疑問点を軽くながら解説していくのが当記事の主旨です。

 

■オリメド合作の選曲形式について
まずは「どの曲をメドレーに採用するか」
これについては企画ごとに大きくスタイルが変わります。
・提示曲を過不足無く使い切る(ブロリー合作)
・提示曲から自由選曲(初代VTuber合作)
・提示曲+自由選曲(エルシャダイ合作・クッソ―☆合作3)
・主催兼任自由選曲(ツクダ合作・一人合作)
・依頼時点で構成が決まっている(エア本合作・国際的男尻祭2019)
上のものほど構成難度が高いです(更に別のスタイルもあるかもしれません)
如何にして選曲パズルを組み上げていくかで頭を抱えた事もあります。
何にせよ一定水準以上の構成力が試されます。
個人で全体を作るか複数名のメドレー組で分業するか、後者の場合だと選曲振り分けも課題に入ってきます。

 

■オリメド制作依頼を受けるには?
これは「ニコメドの実績を上げるしかない」と思います。
量を上げれば目に付きやすく、質を上げれば信頼されやすくなります。
特に「音MADメドレー」の制作経験があると尚良しかもしれません。
また、一度オリメド制作を経験すると案件が依頼を呼ぶループに突入する可能性が結構ありそうです。
実際自分はそうして10本以上(うち自身主催3本)のオリメドを書き下ろしました。
やはり前記事でも述べたとおり人脈が大事で、音MAD作者として築いてきた縁がそういう方向に活きたものと思います。

 

■では逆にオリメド制作依頼を出すには?
「オリメド頼みたいけど断られたらどうしよう」そう思う方は結構いるかもしれません。
しかし、ニコメド作者の中には乗り気で受けてくれる方が意外といるものです。
そこで誰に頼むかという話ですが、やはり過去作品をポートフォリオとして参考に人選を進めるのがいいでしょう。
先のニコメド実績がここに掛かってくるわけです。
そして更に踏み込んだ考え方として、依頼を受けてくれた方にメドレー組の人材確保を頼む手もあります。
要は「友達の友達作戦」といったところです。

 

■後書き
オリメド合作文化は初代男尻祭(2009年)に始まりホンキ英雄譚(2010年)が続き、初代お許しくだ祭(2011年)で完全に定着した感があります。
既存メドレーを使うより自由度が爆上がりしますが企画難度は依然として高く、主催の手腕が試されます。
そして結局のところ人脈ゲーである事に変わりはありません。
音MADとニコメドの心理的障壁を取っ払う、難しいところですが余程のウザ絡みしなければ大丈夫かと思います。
それでは、良き合作ライフを!